今月のおもしろ実験教室 「手づくり顕微鏡で観察」
4月の「スライム」に続いて、今月も定員いっぱいの賑やかな実験となりました。
まずはガラス玉をストローに差し込んだだけの「単レンズ式顕微鏡」を作ります。
非常に簡単な道具ですが、これだけでも肉眼では見えなかった印刷物のドット構造が見えるようになることを確かめました。
次に、もう少し精巧につくられた小さなガラス玉で単レンズ式顕微鏡を作り、その上から凸レンズを被せて観察する「複レンズ式顕微鏡」を作ります。
倍率が高くなった分、観察できる範囲は狭くなるため、観察対象を見つけるのに皆さん苦労しているようです。
また、凸レンズを通して見ると上下左右も反対になってしまうため、単レンズ式顕微鏡よりもコツをつかむのに時間がかかります。
しかし、苦労した甲斐あって、先ほど観察した印刷物のドット構造がよりくっきり大きく見えたときは小さな感動を覚えます。
肉眼ではなめらかに見えていた0.5ミリメートルほどの「P」の文字は、たった10個のドット(点)で描かれていたのですね!
あとは付属品の生物標本プレパラートを観察していきます。アリ、蚊の頭、トンボの羽、ハチの脚、蚕、アブラムシ、カビ、松葉、ヒマワリの茎、上皮細胞……等など、全部で18種類の中からランダムに3つ選ばれています。自分の標本が何なのか?友だちの標本はどうなのか?等と最後まで質問の絶えない賑やかな実験でした。
来月は24日(日)10時半から、「プラネタリウムを作ろう」を予定しています。
(濵田)
2018.05.27