「これだけはやっておきたい」夏期の学習
1学期がまもなく終わり、夏休みを迎えようとしています。
昨年度は小学校、今年度は中学校と新しく教科書改訂が行われ、私たちが想像していた以上に質・量ともに相当な学習内容になっています。特に子ども達が大変と感じているのは、数学と英語でしょう。
数学は、今まで高1で習ってきた「四分位範囲」「箱ひげ図」が中2に、「累積度数」「素因数分解」が中1に降りてきています。
英語がやっかいです。昨年度から小学英語で600~700語の単語が登場し、中学校では、ある教科書で1370語から1670語に増えています。中には英検準2級以上の難解単語も加わっています。小学校で約700語、中学校で約300語、併せて1000語が追加されたことになります。文法では、高1で習う「現在完了進行形」「原形不定詞」「仮定法」が中3に、「受け身」「仮主語」が中2に、中1で「be動詞の過去形」や「不定詞の名詞的用法」が早い時期に出てきている教科書もあります。
ここで、まもなくやって来る夏休み中に絶対にやってほしいことは、数学は1学期で習った計算・方程式の完全マスターです。類題や、定期テストで正答できなかった問題を必ず反復復習してほしいです。計算力はスピードと正確さです。英語は、単語力をつけることに尽きます。苦手意識を持っている人の多くに、語彙力の少なさが大きく影響しています。
「文章が読めない。」「英文が書けない。」そもそも十分な単語が頭に入っていなければ、当然厳しくなります。この夏は毎日、今まで習った単語を中心に、まず意味が分かり、スペリング(書き)できるまで計画立てて頑張ってほしいですね。
さあ、暑い夏を、熱い思いと強い意志で乗り切りましょう。『継続は力なり』です。
( 鈴木 )