今月の「おもしろ実験教室」

夏休みも半ば。

本日の実験は「凸レンズと像」、作図を要する硬派な実験です。

 

初めに、凸レンズの焦点距離を測ります。

天気が良かったので凸レンズで黒い紙を焦がす実験をしてみせたところ、皆この実験をよく覚えているらしく、すぐに焦点のイメージが掴めた様子。

天井の蛍光灯の像を机にうつすことで、それぞれの凸レンズの焦点距離を測りました。

次に、懐中電灯に「P」と書いたプラスチック片を裏返して貼ります。

つまり、懐中電灯を照らせば「P」と書かれた文字が壁に映る状態です。

いよいよ実験、凸レンズを通してスクリーンに像を映すと「P」の文字はどうなるでしょうか?

1 「P」のま

2 上下逆さの「b」ができ

3 左右が逆になった「q」ができ

4 上下左右が逆になった「d」ができる

 

実験の結果は4番でした。

なぜ上下左右が逆になったのか、作図して理屈を考えます。

難しい理屈なので理解できなかった人もいるかもしれませんが、とにかく上下左右が逆になることはしっかりと覚えられたようです。

 

その後、焦点距離の2倍の位置から懐中電灯を照らせば像の大きさも同じになることなどを確かめました。

最後に、虫メガネを通してタブレット端末の絵(右手に槍を持ったドラえもん)を黒板や天井に映すことで、上下左右が逆さになることや像の位置・大きさなどを確認しました。

 

来月の実験は9月21日、「木炭の性質」。

木炭を自作してその秘密を探るとともに、木炭電池を作ってオルゴールを鳴らす実験です。

(濵田)

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