おもしろ実験教室「ギターのつくり方」
本日は、手作りギターを使って音の高低や大きさを調べる実験でした。
いつもなら車座になってワイワイ実験するところですが、今回は新型コロナ再拡大の懸念があるため、ソーシャルディスタンスを保ちつつ黒板を見ながらの実験となりました。
はじめに、音の正体が「振動」であり、これが空気や水を介して「鼓膜」に届くと音が聞こえるということを学習しました。
その後はギター作りに取り掛かります。
手こずるかと予想していた木工用ボンドでのフレット(竹ひご)貼り付けは、皆さん素早く上手にこなしていました。
弦(テグス)を結んだり括り付けたりするところで手間取る人もいましたが、皆さん無事にギターを完成させることができました。
あとは、作ったギターで遊びながら、音の大小や高低を確かめる実験です。
弦を大きく弾く(=振幅を広くする)と大きい音がし、小さく弾く(=振幅を狭くする)と小さい音がするのですが、この結果は皆さんの予想通りでした。
ただ、空き箱を貼り付けただけで音が大きくなるのは予想以上で、驚いたようです。
高低については、弦を、強く張るほど・細くするほど・短くするほど、高い音になっていくことが確認できました。
実際のギターも、弦の張りでチューニング(音の高さ調整)し、指で押さえる場所によって弦の長さや太さを変えることでメロディーを奏でています。
ギターを弾いて遊んでいるうちに、中学受験や中学1年生理科に出てくる「音」の単元がすんなりと理解できますので、お家でも遊んでみてください。
来月の実験は8月22日(土)「振り子の運動」です。
(濵田)